特定行為研修を修了し、7日間の麻酔科研修が始まりました。麻酔科医師と協働し、患者様の手術中の鎮静度や疼痛管理などを行います。心臓手術は循環動態が手技により容易に変動します。麻酔側では外科医師がストレスなく手術を行えるよう様々なモニタリングをしながら血圧等を管理します。
私は手術室に勤務し日々感じることは、早い手術が患者様はもちろん、無事を祈る家族やスタッフにもメリットがあるということです。時間短縮に携わることができる行為として動脈ラインの確保、換気の補助、カテーテル挿入補助を行いました。その間、麻酔科医師は循環管理や酸素投与などを行うことができ、協働することのメリットを見出すことができました。
また、量と圧の関係性を車のエンジンに例えてご講義いただきました。そこで感じたことは、ひとつの事象に対して、様々な要因が関わっており、医師の思考はこの要因を多く考えることができるのだと思いました。手術はレスポンスが大切で瞬時に判断することが多いです。
瞬時の判断が大切だからこそ、常に多くの要因を考え医師の思考に近づくことが必要だと感じました。今回の研修で麻酔側から患者を診る視点の強化につなげることができました。
ご協力いただきました皆様に感謝致します。ありがとうございました。