先進的な機器を用い、先進的な方法でカテーテルアブレーション

当センターの不整脈診療は不整脈を専門に研修したスタッフにより、高度先端医療を提供しています。不整脈とは脈が速い、脈が遅い、脈が乱れるなどのさまざまな病態を含んでいます。患者様との対話、さまざまな検査から何が患者様の生活の質(Quality of life)や予後(寿命)を妨げているかを診断し、適切な治療を導きます。

今日、多くの不整脈はカテーテルアブレーションで治療可能となってきており、当センターでは先進的な機器を用い、先進的な方法でカテーテルアブレーション を行っています。また、突然死を予防するための植え込み型徐細動器(ICD)治療も行っており、心筋梗塞後や拡張型心筋症や肥大型心筋症の方の突然死を予防しています。心不全に対しては心臓再同期治療(CRT)を行っています。我々はこの地域で他院では治療の難しい以下の治療に心血を注いでおります。

  1. 心房細動に対する自律神経節アブレーション。
  2. 器質的心疾患に伴う心室頻拍に対するアブレーションおよび植え込み型除細動治療。
  3. ブルガダ症候群に対する治療。
  4. 心不全に対する両心室ペースメーカー植え込み。

基本方針

  1. おのおのの患者様に適した不整脈の高度な専門的治療を行います。
  2. 患者様によく説明し、納得の行く医療を提供します。
  3. 医療連携を重要視し、地域の不整脈診療の向上に貢献します。
  4. スタッフは医療人としてやさしい心を持ち、常に最新のよりよい医療の習得に努めます。

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外来担当医表

不整脈専門医を志す皆さんへ

土屋 邦彦副院長
(不整脈専門医)

カテーテル治療の進歩に伴って心房細動をはじめ、治療のニーズが高まってきています。

当院でも昨年は450例以上のカテーテルアブレーション、デバイス植え込み(CRT含め)は120例以上の治療を行っています。4名の不整脈専門医による治療が行われていますが、私たちとともに、一緒に治療をおこなっていただける、やる気のある若手の先生を若干名、募集しております。

不整脈専門医が優しく、時に熱く、当センターでのノウハウを余すことなくお伝えし、地元に帰られても、自信をもって治療をできるように、指導していきます。また、希望がありました際は、虚血性心疾患の治療も合わせて研修可能です。当院では3DマッピングシステムにはCarto/Ensiteを使用し、冷凍バルーンアブレーションも導入しておりますので、これから不整脈専門医を目指す先生にとって、やりがいを感じながら実力をつけていただけるものと確信しております。

チャンスを手にする絶好の機会です。お気軽に下記メールアドレスにご連絡ください。

募集内容不整脈専門医をめざす(卒後4年から8年目)
待遇常勤医として処遇
連絡先岐阜ハートセンター副院長 土屋 邦彦  tsuchiya@heart-center.or.jp

不整脈チーム

不整脈治療のあゆみ

循環器領域で不整脈疾患の占める割合は極めて高く、その一部は心臓突然死の原因として注目されています。薬物療法で症状が改善しない場合やリスクを軽減できない場合にはカテーテルアブレーション治療やペースメーカー治療が必要となります。
岐阜ハートセンターでは循環器専門病院として、頻脈性不整脈に対するカテーテルアブレーション治療、徐脈性不整脈や心不全に対する不整脈治療を行う体制も整備、充実してきました。

1.頻脈性不整脈に対するアブレーション治療

2009年当時は、不整脈診療(カテーテルアブレーション)は土屋邦彦副院長と三宅泰次医長の2名体制でスタートしました。初年度のカテーテルアブレーションは週2日(水曜日、木曜日)で行われ、年間総数66件で、そのうち心房細動アブレーションは38件でした。心房細動アブレーション時の3次元マッピングシステムはCARTO-XPを用い、当時豊橋ハートセンター循環器内科部長山城荒平先生(現高槻病院不整脈センター長)のご指導の下で、手技を行っていました。この当時は心房細動アブレーションの占める割合は低く、発作性上室性頻拍、心室性期外収縮などのアブレーションが主でした。2011年からはアブレーションカテーテルにirrigationシステム(カテーテル先端を生理食塩水で灌流して焼灼効果を上げる)が導入され、アブレーション治療有効率が上昇、心房細動アブレーションの治療成功率が高くなり、その他の不整脈に対するアブレーション数を上回りました。その後は心房細動アブレーション数が徐々に増加し、2013年には年間200例以上の患者様の治療を担当させていただきました。2015年からはCARTO3システムが導入されて、3次元マッピングシステムの精度が向上、アブレーション日も週3日(火曜部、水曜日、木曜日)に増加。これによりアブレーション数は300例を超えました。2016年には冷凍バルーンアブレーションが登場、この手技を行うためにEnsiteシステムを導入しています。また、同年9月からは名古屋第二赤十字病院より神谷宏樹循環器内科部長が加わり、不整脈外来日も週2日から、週3日となりました。2017年にはさらにモントリオール心臓センターより祖父江嘉洋医長が加入したことにより、不整脈外来は毎日可能となり、アブレーション治療も週4日体制となり、アブレーション数は400例を超えました

2.徐脈性不整脈、致死的心室性不整脈、心不全に対するペースメーカー治療

徐脈性不整脈に対するペースメーカー治療については、虚血部門の先生方にも御協力いただき、年間数十例の手術を施行してきました。現在は、不整脈担当医(全員が不整脈専門医)が4名となったことで、致死的不整脈や心不全に対する、植え込み型除細動器植込み術(ICD)および両室ペースメーカー植込み術(CRTP,CRTD)については不整脈担当医が治療を施行しています。最近では原因不明の失神などの診断に有用な植込み型心電計が開発され、診断能力が格段に向上、リードレスペースメーカーの植込みも可能となりました。

不整脈疾患に対する最先端の医療を提供できる体制を整えます

以上のように10年で不整脈に対する侵襲的治療は目覚ましく進歩していますが、岐阜ハートセンターでは最新の治療技術を提供できる体制を整備していきたいと考えております。今後はさらに診断や治療レベルを向上させて、地域の皆様に貢献できるよう精進してまいりますのでよろしくお願い致します。

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