こんにちは、理学療法士の久世です。梅雨が明けて徐々に暑くなってきましたが体調はいかがでしょうか?気温の変化で体調は崩しやすくなりますので皆様気を付けてください。
今回は『狭心症のリハビリ』についてお話させていただきたいと思います。
前回狭心症についてお話させて頂き、狭心症を予防するにはどうしたらよいか?また、病気を進行させないためにはどうしたらよいかということをQ&A方式で見ていきましょう。
Q1.狭心症を予防するにはどうすればいいでしょうか?
A1.狭心症は、心臓の筋肉に栄養を運ぶ冠動脈の動脈硬化が原因となっておこります。この動脈硬化を起こしやすくする要因のことを冠危険因子といいます。高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙は特に動脈硬化を発症する危険度が高く、十分に管理することが重要です。他には肥満、高尿酸血症、家族歴、年齢、運動不足、ストレスなどがあげられます。この冠危険因子をできる限り減らすことができるように、適切な治療や生活習慣の改善を行うことから始めることが重要です。現時点でリスクを持っていなくても、冠危険因子を作らないための生活習慣を維持することが重要です。適正な体重を維持し、肥満を予防すること、バランスの良い食事をとること、また運動療法も予防の効果があります。
https://hatchobori.jp/blog/10689より引用
Q2.狭心症と診断された場合はどうしたらいいでしょうか?
A2.狭心症と診断された場合は医師の指示のもと適切な治療が必要です。治療には侵襲的な治療(カテーテル治療)や薬物による治療などがありますが、一番大切なことは、適切な運動療法を続けることです。狭心症は動脈硬化が原因で起こる病気ですから、カテーテルによるステント治療の後で症状がなくなっても、再び動脈硬化が進行すれば再発してしまいます。動脈硬化の進行を防ぐには、食事療法とともに、運動療法が重要です。運動療法は、動脈の機能を良くして動脈硬化を起こりにくくするだけでなく、進行した動脈硬化を改善する効果も期待できます。そして、その効果は全身の動脈に及ぶのです(脳梗塞や脚の動脈硬化性疾患も予防できます)。気をつけることとしては、ごく稀に冠動脈内血栓が生じ、狭心症が再発することがあります。それを防ぐために、血液サラサラのお薬を確実に飲むことや運動時の十分な水分補給が大切です。
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_82.htmlより引用
狭心症をお持ちの患者様や今後の予防に興味がある方は是非心臓リハビリテーション室(058-213-0488)までご連絡ください。
あなたにとってベストなリハビリテーションプログラムを提供します。次回の私からのお話は身近な病気である『高血圧』について詳しくお話しさせて頂きたいと思います。