こんにちは、理学療法士の久世です。いよいよ夏本番ということで毎日暑い日が続いておりますが体調など崩されていませんか?この時期は特に熱中症に注意する必要があります。

 今回は『高血圧』についてお話させていただきたいと思います。

 先日松尾先生が出演されているラジオでも『高血圧』が取り上げられておりました。全国に高血圧の患者様は約4300万人いらっしゃると言われており、とても身近な病気のひとつです。高血圧はとても管理が難しいとされており、高血圧が適切に管理されている方の割合は40~45%と半数にも届いていないのが現状です。それは何故でしょうか?

 

1つはかかりつけ医の先生からお薬をもらっているから安心だと思われている方が多いのではないでしょうか。血圧は日々変動するものであり、今自分の血圧がどれくらいなのかということを知る必要があります。その為には毎朝血圧を測り、その数値を血圧手帳に記載し、その数値が適切かどうかを主治医に判断してもらう必要があります。

よくある話として『白衣高血圧』という言葉がありますが、これは病院で血圧を測ると自宅での血圧よりも高くなることを指しています。よって本来の自分の血圧ではない数値である可能性があるため、病院での血圧よりもご自宅での血圧を私たちは重要視しています。

適切な管理を行うためにまずは毎朝の血圧測定と手帳への記載から始めてみましょう。そして、その手帳を私たちに見せて頂くことでより患者様にあった適切な高血圧治療を行うことができるカギになります。

 

(高血圧学会高血圧治療ガイドライン,2019)

 高血圧の患者様や今後の予防さけでなく、高血圧治療に興味がある方は是非心臓リハビリテーション室(058-213-0488)までご連絡ください。

 あなたにとってベストなリハビリテーションプログラムを提供します。次回も引き続き『高血圧の管理』について詳しくお話しさせて頂きたいと思います。