こんにちは。理学療法士の久世です。今年も残りあとわずかになりましたが、皆様体調いかがでしょうか?今年は皆様にとってどんな1年だったでしょうか?
心臓リハビリテーション室はこの1年間で通院して頂いた方がこれまでの最多人数を更新いたしました。リハビリテーションの重要性を感じて頂いており、我々としては嬉しい限りです。
今回は、この時期特に注意することがありますので『年末年始に気をつけるべき心臓病』ということでお話しさせて頂きます。
まず、この時期になぜ心臓病が増えるかということですが、普段と違う生活になることが多いからです。実は普段と違う生活自体が心臓病のリスクになることを知っておきだけで、心臓病が悪くなることを防げるかもしれません。
特に気をつけるべき行動を3つ挙げさせて頂きます。
①暴飲暴食
この時期は寝正月になったり、ついついおめでたいから暴飲暴食したり、ついついアルコールを勧められて飲みすぎたりすることがあるかもしれません。また、おせち料理は塩分が多い食品が非常に多くなっています。アルコールは交感神経を活性化させて、心臓に負荷をかけてしまい不整脈などを誘発することもわかっています。塩分過多は体液貯留により心臓への負荷を増やしてしまい、お正月明けたら体重がすごく増えているということが外来のリハビリに通っている方にも度々見受けられます。年末年始でも節度ある食生活を心がけることが重要です。
②大掃除
普段やらないところを1年い1度は掃除しようと意気込んでらっしゃる方は注意が必要です。重たいものを持ったり、普段と違う動作を繰り返し行うことで知らぬ間に頑張りすぎていることがあります。過活動による心臓への負荷は避けて頂きたいと思いますので、1ヶ所掃除したら休憩を挟んで次の場所を行なっていただけると良いと思います。
③外出
あまり外に出ない方も初詣は行きたいという方もいらっしゃると思います。人混みは感染症のリスクが高くなるため注意が必要です。ただの風邪でも心臓病が悪くなってしまうこともありますので侮れません。外出の際にはマスクや手洗い、うがいなどの感染症対策を徹底しましょう。
これらのことを注意した上で安心安全な年末年始をお過ごしいただけたらと思います。
今年も心リハブログを見て頂きありがとうございます。「見ました」「とっても参考にしています」などお声をかけて頂けることも増え、大変感謝しております。
今後も皆様の健康維持の一助になれるような情報を発信したいと思いますので、来年もよろしくお願い致します。
理学療法士はあなたにとってベストな運動プログラムを提供します。ご興味のある方は心臓リハビリテーション室(058-213-0488)までご連絡ください。
また、ご質問がある方は是非ご連絡頂ければ幸いです。