こんにちは。管理栄養士の臼井です。今回は経口補水液の飲み方についての話をしたいと思います。
7月を迎えますます気温は上昇しており、30度を超える日がほとんどですね。夜も気温が高く、日中だけでなく夜にも熱中症に注意が必要です。
特にご高齢の方は暑さやのどの渇きに対する感覚が鈍くなり、体の水分は少なくなっていても喉の渇きを感じにくくなっており、脱水になりやすいです。
日常生活における水分や電解質補給であればスポーツドリンクで十分ですが、過度な発汗後、熱中症、感染性胃腸炎や感冒による下痢・嘔吐・発熱を原因とした脱水時には、経口補水液の利用がおすすめです。
経口補水液とは、スポーツドリンクよりもナトリウムやカリウムなどの電解質濃度が高く、糖濃度に関しては低い組成になっているため、吸収が速いです。そのため、飲用後5~10分で吸収し始め、20~30分で体内に浸透すると言われています。
しかし、経口補水液は脱水状態を改善するための医療用飲料です。塩分が多く含まれていることから心臓の負担になってしまうため、日常的な水分補給は水やお茶がおすすめです。
また一度に大量の水分をとることでも心臓の負担になるため、こまめにとることも大切です。

また、暑い夏は食欲が低下し、さっぱりした麺類などに偏りがちですがそんなときこそ大切な栄養素がビタミンB1です。ビタミンB1には疲労回復効果があり、夏バテしやすい時期にぴったりです。特に豚肉には多くのビタミンB1が含まれていますので、冷しゃぶにしてサラダや麺にのせて食べるのがおすすめです。
暑い夏は豚肉を食べて乗り切りましょう!
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また、ご質問がある方は是非ご連絡頂ければ幸いです。