こんにちは。管理栄養士の臼井です。

心リハブログを開設してついに100回目を迎えました!これからも心臓病のみならず予防や日常生活に役立つ情報を発信していきたいと思っています。

今回は強い筋肉を作る運動前後の補食についての話をしようと思います。

筋肉をより強く、効率よく育てるためには「何を食べるか」だけでなく、「いつ食べるか」が重要な鍵になります。筋肉は運動によって一度壊れ、栄養と休息で再構築されますが、その材料となるアミノ酸やエネルギー源が血中に十分あるかどうかで合成効率が大きく変わります。

そのため運動前の補食に関しては、筋肉のエネルギー源が不足することで筋肉が分解してしまうのを防ぐ目的があります。材料が手元にある状態にしておくことで、分解よりも合成のスイッチを入りやすくします。

また、運動後の補食に関しては、傷ついた筋繊維の修復と筋肉の合成を促進させる目的があります。運動後は筋肉が栄養を吸い込みやすい状態にあるため、ここで血中のアミノ酸を高めておくことがとても大切です。

【運動前】

最もおすすめのタイミングは、1~2時間前です。バランスに関しては、消化がしやすい炭水化物が中心の食品がおすすめです。具体的な例を挙げてみました。

 

【運動後】

最もおすすめのタイミングは、30分以内です。バランスに関しては、蛋白質が中心の食品がおすすめです。具体的な例を挙げてみました。

 

筋肉作りは「何を食べるか」、「いつ食べるか」が重要なポイントです。運動前は炭水化物中心で動ける身体を整え、運動後は蛋白質と炭水化物で修復をサポート。この積み重ねが、強い筋肉を作る近道になります。補足ですが、量に関しては年齢、性別、体格でも変わってきます。必要な量はお気軽にご相談ください。

管理栄養士はあなたにとってベストな栄養管理を提供します。ご興味のある方は心臓リハビリテーション室(058-213-0488)までご連絡ください。

また、ご質問がある方は是非ご連絡頂ければ幸いです。