こんにちは。心臓リハビリテーション室担当薬剤師の岩田です。

「お薬手帳はお持ちですか?」当院の薬局では窓口でお薬をお渡しする際に薬剤師からお尋ねしております。当院以外でお薬をもらわれている方は保険薬局などでも同じことを尋ねられることかと思います。

お薬手帳はどのような時に役立つと考えられますか?

1つ目は災害時や旅行先などで体調が悪くなったといったことや、いつもの薬が無くなったといった事態でも何を飲んでいるかお薬手帳で確認することができます。

実際に震災の災害時に医療現場でお薬手帳は非常に有用であったといわれております。

2つ目は処方された薬の重複やよくない飲み合わせを未然に防止することができます。

お薬手帳での薬の飲み合わせのチェックが重要!

新型コロナウイルスの新薬で先日「ゾコーバ®錠125mg」というお薬が緊急承認されました。

当院では2022年11月現在新型コロナウイルスの診療は行っておりませんが、こちらの新薬は一部の高血圧や、血液をサラサラにする薬、心不全の治療薬などで飲み合わせが悪いといわれております。

当院通院中の患者さんは心臓の疾患で通院されている方が多数ですので、飲み合わせの良くない可能性がある薬を内服されている方も多く見えると思います。

重症化を防ぐためにも治療薬が必要なことがあります。安心して薬を飲んでいただくため、よくない飲み合わせを防止するためにも必ず薬を処方してもらう際にはお薬手帳を提示していただくようお願いします。

※現在は手帳形式の他にスマートフォンのアプリもございますが、当院は手帳のみの取り扱いになります。

薬剤師は患者様にお薬をお渡しするだけでなく、飲み方や副作用の有無、内服薬の効果などの確認も行っています。お薬のことでご不明な点がある方は当院心臓リハビリテーション室(058-213-0488)までご連絡ください。