こんにちは、理学療法士の久世です。お正月皆様美味しいものを食べて体重が少し増えた方もいらっしゃるかもしれません。そういった方は是非今年こそは頑張って運動習慣をつけてみてはいかがでしょうか?
今回も前回に引き続き『高血圧』についてお話させていただきたいと思います。運動は体にいいと聞くけど、実際病気を予防したり改善するためにはどれくらいの運動が必要かご存じの方は少ないのではないでしょうか?
前回のブログでもお話した通りガイドラインにおいても運動は定期的に行うことが推奨されております。
有酸素運動ですが一般向けのAHAの勧告では、運動を1回につき少なくとも10分以上持続し、合計して1日40分以上行うことが推奨されております。運動期間としては12週間以上とされており、運動による効果を継続的にするためにはやはり一定期間以上続ける必要があります。
では、ご自宅でウォーキングなど行って頂いている方はどれくらいを目標にすればよいでしょうか?
1つは歩数です。こちらの研究では高血圧を予防するラインは8000歩と報告されています。疾患によって目標の歩数が異なるため、参考にしていただけたらと思います。
2つ目は早歩きの時間です。運動の強度が強すぎても弱すぎても十分な効果を引き出すことができません。「少しきつい」程度の早歩きを行う時間を意識して頂くといいと思います。
この2つを組み合わせてそれぞれご自分に合った歩数と早歩きの時間を目標に運動して頂くことで高血圧だけでなく、様々な病気の予防が可能となりますので是非参考にしてください。
最近では歩数や運動強度を図ってくれるアプリや高性能の万歩計も多数あります。そういったデバイスを使用して管理することで自動で記録も行ってくれるだけでなく、必要な運動量がわかります。運動をする際にはご検討ください。
病気の予防や運動に興味がある方や運動処方をご希望の方は是非心臓リハビリテーション室(058-213-0488)までご連絡ください。
あなたにとってベストなリハビリテーションプログラムを提供します。次回は『運動を行う時間はいつがいいの?』について詳しくお話しさせて頂きたいと思います。