こんにちは。管理栄養士の嶌田です。

前回は簡単にビタミンとはどういったものか、ビタミンが水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンに分類されるということについて、お話しさせていただきました。今回は水溶性ビタミンについて細かくお話ししていこうと思います。

水溶性ビタミンは、体内の様々な代謝に必要な酵素の役割を担っていますが、体内に摂り溜めておくことはできないので、こまめに摂取する必要があります。水溶性ビタミンはビタミンB群(B1、B2、B6、B12、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチン)、ビタミンCが該当します。これらのビタミンは種類によって働きや含まれている食材が異なるため、下の表にまとめました。

 

この表で挙げさせていただいた食品はあくまで一部となっているので、様々な食品を摂取するように意識してもらえればと思います。

水溶性ビタミンは、調理法によって食材から損失してしまう割合が異なります。水に溶けやすい性質があるので、水を使用した「茹で」や「煮る」といった調理法よりも、「蒸し」や「電子レンジ」での調理法の方が食材にビタミンが残る割合が高くなります。また、加熱のし過ぎや、切ってから加熱することでも損失は大きくなるので、火の通りにくい食材から加熱したり、加熱してから切るようにすることも大切です。

様々な食材を摂取することを意識したり、調理法などを工夫して効率よくビタミンを摂るようにしましょう。

次回は「脂溶性ビタミン」についてお話ししていこうと思います。

管理栄養士はあなたにとってベストな食事プログラムを提供します。ご興味がある方は当院心臓リハビリテーション室(058-213-0488)までご連絡ください。