こんにちは、理学療法士の久世です。まだまだ寒さが厳しいですが体調崩されないよう気をつけてください。
今回は皆様からよく質問を受ける『運動を行う時間はいつがいいの?』というテーマでお話しさせて頂きます。
運動が体に良いことは皆様ご存知で、実践して頂いている方も非常に多いと思います。しかし、良いと思っていることが逆に心臓に負担をかけてしまっている可能性があります。それが運動を行う時間帯です。では運動はいつ行えば良いのでしょうか?
①お薬を飲んでから活動しましょう。
夏場など暑い時期は朝早い時間帯に散歩などされているかた非常に多いと思います。しかし、朝食前の時間帯でお薬を飲んでないまま活動を行うと心臓に負担をかけてしまう可能性があります。お薬は心臓を守ってくれる役割をしています。よって、心臓が守られていない時間帯に活動を行うことは避ける必要があります。
②食後1時間程度は時間を空けましょう。
食事をすると体は消化するために消化器に血流を増やそうとします。そうすると相対的に筋肉への血流は減ることになります。この時間帯に運動を行うと消化も行いながら筋肉も働かせる必要があるため心臓はよりたくさんの血液を全身に送らなければなりません。また、朝食後にお薬を飲む方は多いと思いますが、お薬の効果が効き始めるのも1時間程度かかります。よって、心臓へ負担をかけることになるため、食後1時間程度空けてから運動を行うことが望ましいです。
健常者に関してはこの限りではありませんが、心疾患などをお持ちの方は運動する時間帯に注意が必要です。上記の2つを是非覚えて頂き、より運動の効果を発揮できるようご自分のライフスタイルを見つめ直してみてください。
病気の予防や運動に興味がある方や運動処方をご希望の方は是非心臓リハビリテーション室(058-213-0488)までご連絡ください。
あなたにとってベストなリハビリテーションプログラムを提供します。次回も皆様からの質問についてお答えしたいと思います。