こんにちは。管理栄養士の嶌田です。
今回はミネラルについてお話ししていこうと思います。
普段耳にすることも多い「ミネラル」ですが、そもそもミネラルとは何なのか疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
ミネラルは五大栄養素のうちの1つで、人の生命維持には欠かせないものとなっています。ミネラルは私たちの身体を構成する元素のうち、酸素、炭素、水素、窒素以外の全ての元素が含まれます。その数は100種類以上に及びますが、その中で私たちの身体に不可欠なミネラルは「必須ミネラル」と呼ばれ、16種類あります。
この16種類のミネラルは、1日の推奨量や目安量が約100mg以上の「多量ミネラル」と、100mg未満の「微量ミネラル」に分類されます。
多量ミネラルは、歯や骨の構成成分になったり、電解質として身体の中の浸透圧を調整することに利用され、カルシウム、リン、カリウム、硫黄、塩素、ナトリウム、マグネシウムの7種類が該当します。
微量ミネラルは、エネルギーの生産や、酵素やホルモンの作用に関与したりと、こちらも身体には欠かせない栄養素です。鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、モリブデン、コバルト、クロムの9種類が該当します。
ミネラルは身体にとって重要な栄養素ではありますが、過剰症や中毒が起こることもあるため、摂り過ぎには注意する必要があります。
次回は、ミネラルを摂取する際の注意点などについてお話していこうと思います。
管理栄養士はあなたにとってベストな食事プログラムを提供します。ご興味がある方は当院心臓リハビリテーション室(058-213-0488)までご連絡ください。