こんにちは。看護師の亀山です。

少しづつ暖かい日が増えてきましたね。動きやすい季節になり、春から夏に向けて気持ちも前向きになります。運動を開始したり、新しいことに挑戦をする方も多いのではないでしょうか。そんな時、自分の体の変化にも目を向けることが大切です。

この時期に注意が必要なのが脱水です。脱水というと汗を大量にかくことで起こると思われる方も多く、夏のイメージがあると思います。しかし、春は気温の変動が激しく体の準備もできていないため、体温調節機能に異常が起きやすく、脱水のリスクが高まるため注意が必要となります。脱水は水分補給によって改善しますが、高齢になると、もとに戻る力が弱くなるため、脱水症まで進みやすくなります。心不全や高血圧などの持病がある人は、体の外に水分を出す薬を服用しているため、脱水になりやすいこともあるので注意しましょう。

 

脱水症は進行するまで明らかな症状がないことも多く、初期では本人や周囲が気づかないこともあります。

脱水を防ぐために次のことに気をつけましょう。

1. 体調の変化に気づく

 なんとなくだるい、疲れやすい、眠い、喉が渇きやすい、など些細な体調変化も脱水の兆候となります。日頃からセルフモニタリングを行い、体調に変化がないか確認しましょう。

2. 規則正しい生活を送る

 生活の乱れも脱水につながります。1日3回、規則正しく食事をして、6時間以上睡眠をとりましょう。疲れをためないことも予防の1つです。

3. こまめに水分補給をする

 水分補給の目安は100ml程度の水を1日8回くらい、喉が渇く前に飲むとよいです。アルコールは逆に水分を奪われるので注意しましょう。

 

日の心がけで、コンディションを整えて健康な生活を送りましょう。

リハビリ室の看護師は患者様に必要な疾病管理やモニタリングの方法などを一緒に考え、適切な管理を提供します。ご興味がある方は当院心臓リハビリテーション室(058-213-0488)までご連絡ください。