こんにちは、管理栄養士の大澤です。
今回は、前回の続きで適切な減量方法についてお話していこうと思います。
1か月でどのくらいの減量が適切だと思いますか?無理な減量は免疫力の低下や、貧血、便秘などを引き起こしたり、代謝が低下して体重が落ちにくくなることもあります。そのため、緩やかな体重の減少が望ましいです。
前回のブログでBMIについて学んでいただいたと思いますが、それぞれのBMIによって減量目標が異なります。肥満症診療ガイドライン2016では、BMI35未満の方では3~6か月間で現体重から3%の減量目標が望ましいとされており、BMI35以上の方では5~10%の減量目標が望ましいとされています。例として、170㎝85㎏の方であればBMI29となり、3~6か月間で3%の減量、つまり2.6㎏の減量が目標となります。
また、減量する際には最終的な目標体重の設定も行います。目標体重を設定するには、まず目標BMIの設定を行います。目標BMIは年齢によって異なるため、目安については以下の表をご覧ください。
目標BMIを設定したら、そこから目標体重を算出します。目標体重の算出方法は、身長(m)×身長(m)×目標BMIです。目標体重が算出できたら、その目標に向けて減量を行っていきます。個人差はありますが、1日約300kcalのエネルギーを削減すると1か月に約1㎏の減量を行うことができます。
では一部の間食や主食に含まれるエネルギーの量を下の図でお見せしようと思います。
現在の体重が適切かどうかを知るためによく用いられるのが、BMI(Body Mass Index)という数値です。BMIはBMI=体重[kg]÷(身長11月×身長11月)という式で求めることができ、数値に応じて判定が異なります。(下表参照)
よく間食で食べられる菓子類や、主食には多くのエネルギーが含まれています。間食されている方は間食の頻度を控えたり、主食の量が多い方は主食の量を減らすなど、毎日の積み重ねが減量に繋がっていきます。自身に必要な1日のエネルギー量や、具体的な食事量など気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。食事のみでなく、運動も一緒に行っていただく事がより効果的です。是非一緒に頑張りましょう。
管理栄養士はあなたにとってベストな食事プログラムを提供します。ご興味がある方は当院心臓リハビリテーション室(058-213-0488)までご連絡ください。
また、皆様からの質問についてお答えしたいと思いますので、ご質問がある方は是非ご連絡いただけると幸いです。