こんにちは、心臓リハビリテーション室で看護師をしている亀山です。
心臓リハビリテーション室で主に患者様の自己管理の方法や生活面において指導を行っています。今回は自己管理の一つとして大切な「感染対策」についてお話ししたいと思います。
日常生活で注意するべきことにはいくつかあります。塩分を取りすぎないこと・水分を取りすぎないこと・内服薬をしっかり飲むこと・そして、風邪をひかないようにすることです。
風邪にかかると心臓に負担がかかるため、心不全を悪くしてしまうきっかけになることもあります。寒くなってきた今、しっかりと感染予防を行うことが大切です。
まず予防のために、外出から戻ったらうがい・手洗いをしっかり実施しましょう。そしてワクチン接種も大切です。多くの方が、実施されていると思います。感染予防のために、追加の行動をしてみませんか?
風邪やインフルエンザなどのウイルスは鼻や喉などの粘膜から体の内部に入ってきます。体の内部に入ってきても、ウイルスはたんぱく質の膜に覆われているため、その膜から出てこられないと悪さはできません。口の中にはプロテアーゼというたんぱく質を分解する酵素が存在しており、その酵素が、外からやってきたウイルスの膜を壊してしまうことで、粘膜から体の中に侵入して悪さをします。口の中にあるプロテアーゼという酵素は、夜寝ている間に、日中の数倍も増加します。朝起きた時に歯磨き・うがいをして洗い流してしまうことで、食事と一緒に体に入ってきて喉にくっつき、侵入しようとするウイルスを食い止めることができるそうです。食後の歯磨きのほかに、起床時の歯磨きを行ってみませんか?
出典:歯磨きで感染症予防|一般社団法人 日本健康倶楽部