こんにちは。管理栄養士の大澤です。
今日はブロッコリーについてのお話をさせていただきます。
なぜ急にブロッコリーの話なのかといいますと、半世紀ぶりに指定野菜が更新され、ブロッコリーが追加になったからです。
指定野菜とは、農林水産省が特に消費量の多い野菜として定めているもので、ブロッコリー以外には14品目が対象となっています。価格が下落したときには国が農家に補助金を出して生産量を確保することで安定してスーパーで購入することができるのです。
多くの野菜で出荷量が減少する中、ブロッコリーは10年で出荷量が3割近く増加しており、それだけ多くの人がブロッコリーを購入しているといえます。
理由としては、色鮮やかで栄養価も高く、色々な料理に使いやすいからではないかと思われます。
ちなみにブロッコリーの収穫量第一位は北海道です。
そんなブロッコリーの選び方や栄養価を落とさずに使用するための下処理の方法についてご紹介していきます。
まずは選び方ですが、房同士の隙間が少なく、濃い緑色をしたものを選びましょう。たまに紫がかったものを見かけますが、寒さから身を守るために作りだされたポリフェノールの一種であり、血圧低下や動脈硬化予防が期待できる栄養素ですので積極的に選んでみてください。
次に下処理の方法ですが、つぼみや房の間に土などの汚れが残っている場合があるため、小房に分けてからふり洗いすると良いです。
加熱方法については、栄養素を逃がさないように茹でるよりもフライパンでの蒸し茹でやレンジでの加熱がおすすめです。
ブロッコリーを食べる際の注意点ですが、カリウムやビタミンKが豊富に含まれているため腎機能が低下している方や、ワーファリンを内服されている方は小鉢1個くらいが目安量になります。
これを機会にブロッコリーを積極的に料理に取り入れてみてはいかがでしょうか。
管理栄養士はあなたにとってベストな食事プログラムを提供します。ご興味のある方は心臓リハビリテーション室(058-213-0488)までご連絡ください。
また、皆様からの質問についてはいかがかと思いますので、ご質問がある方は是非ご連絡頂ければ幸いです。