こんにちは。管理栄養士の大澤です。今回は肉の脂質について話をしようと思います。
皆さんは普段どのような肉を購入していますか。
肉の脂質には動脈硬化の原因となる飽和脂肪酸が多く含まれています。しかし肉自体には、筋肉の元になるたんぱく質も多く含まれています。
そこで、種類ごとに比較をしてみました。是非肉選びにお役立てください。
最初に牛肉です。
肩ロースと肩では名前は似ていますが肩の方が脂質は少なめです。肉質も硬めですが、じっくり煮込むと柔らかくなるため煮込み料理がおすすめです。
次に豚肉です。
定番のバラ肉は脂質が多くたんぱく質は少なめですね。おすすめはビタミンB1も豊富なもも肉です。薄切り肉を冷しゃぶにしたり、ブロック肉で煮込み料理にしたりと利用範囲も広いです。
次に鶏肉です。
皮つきと皮なしで比較してみました。もも肉もむね肉も皮を外すだけで脂質はかなり減ることが分かります。ささみは脂質量が圧倒的に少なく、たんぱく質も一番多いです。茹でてサラダにのせたり、そうめんの具としてもお勧めです。是非取り入れてみてください。
肉の加工品も比較してみました。
脂質量に関しては、ロースハムは少ないですが、ベーコンやウィンナーは多いですね。また塩分が多く含まれています。どれも2gほどの塩分が含まれており、肉の加工品に関しては料理の脇役として使用するのが良いと思います。
牛肉には鉄分が多く含まれており、豚肉にはビタミン類が豊富です。鶏肉は脂質が少なくたんぱく質が多い特徴があります。それぞれ栄養成分には違いがあり、どの栄養素も体にとって必要なものですので、バランス良く色々な食材を使用すると良いと思います。
管理栄養士はあなたにとってベストな食事プログラムを提供します。ご興味のある方は心臓リハビリテーション室(058-213-0488)までご連絡ください。
また、ご質問がある方は是非ご連絡頂ければ幸いです。