こんにちは。理学療法士の久世です。最近、急に寒さが増してきましたが、皆様体調いかがでしょうか?以季節の変わり目など、まだあまり体が慣れていないこの時期体調を崩しやすくなっています。体調の変化にはいつも以上に気をつけて、少しでもおかしいと感じた場合は早めにかかりつけの先生にご相談ください。

しばらく私の記事では皆様から頂いた疑問についてお答えさせていただきたいと思います。今回は『運動不足』についての質問をいただきましたのでお話したいと思います。

『運動不足』と聞くと多くの方が「私も全然運動できていないな」「なかなか時間がなくてできない」といったことが聞かれます。しかし、共通しているのが皆様『運動はした方が良い』ということはわかっているということです。

一般的にも運動は行った方が健康的というイメージがあるかと思います。それは心疾患をお持ちの方も同じです。運動の効果は様々であり、動脈硬化を予防したり、自覚症状の改善や体力の向上、強いては予後を改善する=長生きすることができるといったことにもつながります。

こういったイメージは皆様お持ちだと思いますが、それでも『運動不足』になる理由としてやはり運動は楽しくなかったり、しんどくて辛いイメージが大きいのではないでしょうか?

1日8000〜10000歩歩くことで様々な疾患の予防が可能と言われていますが、元々1日1000〜2000歩しか歩いていない方が、急に4〜5倍の活動量を行うことは簡単ではありません。

外来リハビリテーション通院されている方には定期的に活動量の調査として活動量計を貸し出して、実際どれくらい歩いているかを患者様にわかりやすく説明する機会を持っています。

実際開始当初は1000歩くらいしか歩いていなかったが、徐々に活動量を増やして、6ヶ月後には1日5000〜6000歩歩けるようになった方もいらっしゃいます。

私たちが重要としていることはあまりハードルを上げず、まずはできそうな目標から始めてみるということです。それはあまりにも実現できそうにない目標よりも少し頑張れば届きそうな目標の方が継続できるからです。つまり、いきなり無理する必要はなく自分ができそうなことから始めることが大事だと思っています。

皆様も今日よりも1歩でも明日は多く歩いてみることから始めてみませんか?

一日あたりの「歩数」「中強度活動(速歩き)時間」と「予防(改善)できる病気・病態」

理学療法士はあなたにとってベストな運動プログラムを提供します。ご興味のある方は心臓リハビリテーション室(058-213-0488)までご連絡ください。

また、ご質問がある方は是非ご連絡頂ければ幸いです。