こんにちは。管理栄養士の大澤です。今回はカルシウムについての話をしたいと思います。

よくカルシウムをとると骨が丈夫になると聞いたことはありませんか?

体内にあるカルシウムの99%は骨や歯に存在します。血液中のカルシウム濃度は一定に保とうとするため、濃度が低下してくると、骨の中から溶かしてしまいます。そのためカルシウムの摂取量が少ないと、骨が脆くなってしまうのです。

最近では、カルシウムの摂取量が多いと高血圧や肥満などの生活習慣病になりにくいともいわれていますが、まだ確立されていません。しかし骨の健康維持のためには、とても大切な栄養素です。

そんなカルシウムですが、摂取する食品によって吸収率が変わります。牛乳や乳製品は比較的高く、約40%だといわれています。小魚では約30%、野菜類だと約20%と少ないです。1日に必要なカルシウム量は、年齢や性別によっても変わりますが、約800㎎の摂取が推奨されています。

特にカルシウム量が多い食品をまとめてみましたので是非参考にしてください。

 

このように、乳製品は手軽に取り入れやすく、吸収率も高いのでカルシウムをとるにはおすすめです。

しかし、「乳糖不耐症」といって牛乳を飲むと下痢をしてしまう方も中にはいらっしゃいます。牛乳1本でも下痢を起こしてしまう方は、温めてから、少しずつゆっくり飲めば大丈夫なケースも多いですので是非試してみてください。

また、カルシウムは普段の食事では過剰になることはないですが、カルシウム入りのサプリメントを使用する場合は注意が必要ですので、薬局で薬剤師さんに相談するなどしていただけると良いと思います。

管理栄養士はあなたにとってベストな栄養管理を提供します。ご興味のある方は心臓リハビリテーション室(058-213-0488)までご連絡ください。

また、ご質問がある方は是非ご連絡頂ければ幸いです。