こんにちは。管理栄養士の臼井です。今回は血糖値スパイクについての話をしようと思います。

血糖値スパイクとは、食後に血糖値が急上昇し、その後急降下する現象のことです。

食後に強い眠気やだるさを感じやすい方はいますか?もしかしたら血糖値スパイクかもしれません。通常の健康診断では発見されにくく見落とされやすいです。

血糖値スパイクは、動脈硬化や糖尿病の発症リスク、太りやすさや疲労感にもつながります。白ご飯やパンなどの炭水化物を単独で多く食べたり、甘いお菓子やジュースを一度にとったり、早食い、大食いでも起こりやすいです。

上記のグラフを見ると、「単純糖質」が一番血糖値を急上昇させることが分かります。

単純糖質とは、果物やジュース、お菓子などが分類されます。よく間食をするという方は要注意です。

次に急上昇させやすいのが「複合糖質」です。複合糖質とはご飯やパン、麺などの主食になるものが分類されます。昼食はおにぎり2個だけ、またラーメンを大盛りで食べるなど、炭水化物に偏った食事の方は要注意です。

また、複合糖質の中でも、精製度が高くなるほどGI値(食後高血糖の上昇度の指標)は高くなります。

 

最後に血糖値スパイクを予防するための食事のポイントをご紹介します。

①炭水化物に偏らないように、肉や魚などの蛋白質、野菜も一緒に食べる

②野菜から食べる

③よく噛んで、ゆっくり食べる

④精製される前の、食物繊維の多い玄米や、雑穀米、全粒粉入りのご飯やパンを選ぶ

⑤間食は習慣化させずに、頻度を控える

血糖値スパイクは誰にでも起こりえます。できるだけバランスの良い食事を心掛けていきましょう。

 

管理栄養士はあなたにとってベストな栄養管理を提供します。ご興味のある方は心臓リハビリテーション室(058-213-0488)までご連絡ください。

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