こんにちは、薬剤師の丸山です。食べ物の中にはお薬と飲み合わせが悪いものもあります。今回はその代表的な例についてお話しします。
1. 納豆、青汁
納豆や青汁は、血液をサラサラにする薬「ワーファリン」との飲み合わせが悪いです。これらの食品にはワーファリンの効果を弱めるビタミンKが多く含まれています。また、納豆に含まれる納豆菌は体内でビタミンKを生成する可能性があり、より薬の効果が不安定になることがあります。そのため、ワーファリンを服用中の方は納豆や青汁を避けることをお勧めします。
2.グレープフルーツジュース
グレープフルーツジュースに含まれる成分は、薬を代謝する酵素の働きを阻害します。これにより、薬が体内に長くとどまり、効果や副作用が強く出る可能性があります。ニフェジピンという血圧を下げる薬や、アトルバスタチンというコレステロールを下げる薬などと飲み合わせが悪いです。

Ohtani M, et al. Yakugaku Zasshi. 2002 May;122(5):323-9.
食べ物とお薬の飲み合わせには注意が必要です。現在お薬を服用中の方で、食べ物との飲み合わせについて迷ったときは、ぜひ医師や薬剤師にご相談くださいね。
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