2022年6月11日、現地開催3年ぶり+WEBのhybridで岐阜ハートセンターが当番幹事として行いました。当協議会は、全国の心臓、呼吸器、食道外科専門医修練施設により形成されるものです。医療安全、医療経済、労働環境、チーム医療、若手の教育などの実践的な課題について討議・交流する会として歩んできました。その目的のために、年次現地開催の特徴として必ず行うものは、病院内ツアー、学術集会、懇親会です。
コロナ禍の中、hybridか完全WEBか、開催ぎりぎりまで調整をしてまいりました。各所感染対策を行いプログラムを作成しました。院内ツアーでは、ヘリポートから各部署の責任者から説明を行いました。コンパクトで機能的に考えられており随所参考になる点があると坂本会長からコメントをいただきました。
学術集会では、若手6人・指導者3人の口演とパネルデスカッションを行いました。それぞれの思いをぶつけさまざまな課題が浮き彫りになりました。特に2024年からの働き方改革に対してさらなる対策が求められます。若手外科医教育環境の問題はこれからも継続して取り組むべき課題として外科医すべての世代で共有しました。竹田陽介先生より「病院広報から始まる人材つくり戦略」のご講演いただき、皆興味を持って拝聴しました。
日中は怪しい雲行きでしたが、鵜飼に乗り込んだ直後に雨風は止み、手指消毒、マスク着用、飲食なしで乗り込みました。ベテランのガイドさんの話をお聞きしながら特別総がらみを間近に見ることができ皆様楽しまれたことと思います。
翌日は一転快晴となり、岐阜城の天守閣からは、昨日の長良川が見渡すことができブラタモリのコースを散策しました。
最後に本会に関わられた、参加者(現地、WEB)の皆様、本部の皆様、院内スタッフの皆様に厚くお礼申し上げます。
第34回胸部外科教育施設協議会学術集会・総会 当番幹事
岐阜ハートセンター 副院長 富田 伸司