令和3年11月18日(木)の午後、北名古屋市立熊野中学校の体育館と岐阜ハートセンターのハートホールをwebでつなぎ、熊野中学校2年生約200名の生徒に対しzoomによる『職業講和』授業を行いました。
当院からは松尾院長をはじめ、循環器内科の佐橋医師、古林主任看護師と臨床工学技士の澤田君が講師として参加しました。
学年主任の藤原先生が開会宣言をしたのちに、松尾院長が病院では患者様の命を救うために、医師のみならず多職種が協力、協調して検査や治療を行っているところを感じてほしいとあいさつし、ハートセンターの医療現場で働くスタッフの姿を撮影したビデオを放映。
心臓血管外科医師、循環器内科医師、看護師、薬剤師、診療放射線技師、臨床工学技士、管理栄養士らに対し、①それぞれの職業を選んだ理由?、②実際の仕事の内容?、③仕事のやりがい・この仕事をしていて良かったこと?、④つらかったこと・大変だと思うこと?の4つの質問をしたインタビュービデオを視聴していただきました。
ビデオ放映中、生徒さんたちは熱心にメモを取りながら食い入るように画面を見ている姿が、ハートセンターからもよくわかりました。
放映後は生徒さん達からの質問に対し、当院スタッフが答える時間をとっていただきました。藤原先生が質問のある方は挙手してくださいと投げかけると、多くの生徒さんが手を上げて次々に質問していただきました。
中でも我々の印象に残った質問は『チーム医療を行う上で意見がぶつかることはありますか?』でした。
この質問に対して、松尾院長は近年注目を集めているハートチームを例に挙げ、治療方針を決定する際には、様々な職種のプロフェッショナルが各々の意見を出し合ってディスカッションするため、意見がぶつかることは確かにありますと答えました。すると臨床工学技士の澤田君と主任看護師の古林君は、しかしながらハートチームメンバーは皆患者様を救いたいという目的共有が出来ているため、異なる意見をぶつけ合うことは悪いことではなく、対立する意見の落としどころを模索していくことに意義があるのではないかと答えていました。
我々ハートセンタースタッフにとっても大変有意義な時間でした。
未来の日本を背負う子供たちと有意義な時間を共有することができました。
熊野中学校の生徒の皆様、そして学校関係者の皆様、ビデオ撮影に協力してくださったスタッフの皆様ありがとうございました。