心臓リハビリテーション室 看護師

病院を受診する時、体調を崩したり、何か体に異変を感じた時という方が多いのではないでしょうか。私は看護師として、当院の心臓リハビリテーション室で働いています。患者様の疾病管理に携わる仕事をしており、患者様と看護師の関わりは疾病への罹患の有無に関わらず必要だと思っています。入院中の患者様との関わりも多くありますが、外来患者様との関わりの中では、予防的介入も多く行っています。その一つとして禁煙指導を実施しています。

以前と比べると喫煙できる環境は少なくなってきており、それを機会に禁煙をされた方も多くいると思います。禁煙できない人は周りから、「意志が弱いからできないだけでしょう。」などと言われた経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。禁煙できない理由は、自分の意志だけでは難しく、たばこに対する依存がかかわっていることも大きな要因といわれています。

当院では禁煙に少しでも関心がある患者さんに看護師がお話をさせて頂きます。そのかかわりの中で、医師や看護師による禁煙外来での介入が必要であると考えられる患者様を禁煙外来へご案内させていただきます。禁煙外来では薬剤を使用した治療を行いますが、それだけではなく、看護師が喫煙状況を把握し、どうしたら禁煙することができるか一緒に考え、禁煙に向けた対処法もご案内しながら、個々に合わせた禁煙への取り組みをサポートさせていただきます。決してひとりで抱え込まず、一緒に共有しながら禁煙へ向けて最後まで寄り添います。また、当院の禁煙外来での介入は禁煙外来期間中だけでなく、禁煙外来卒業後も継続して介入をさせていただいています。患者様の不安がなくなるまで寄り添う環境をつくることで、禁煙を継続することが出来るようお手伝いをしています。少しでも気になる方は、まずは看護師に声をかけてみてください。