私は当院に努めて4年目になる看護師です。現在は新人看護師の教育に携わっています。私が新人だったときは何をするにも不安や緊張ばかりでした。毎日不安を抱きながら業務を行っていた時、優しく話しかけてくれた先輩は心の支えでした。先輩方からの助言や指導により、多くのことを学ぶことができました。私は、当時の経験を踏まえ新人看護師に対して、“不安なことはないか”困っていることはないか“など、積極的に話し掛けて歩み寄る努力をしています。分からないことは私自身も再度学習を繰り返しています。新人教育担当となり、ひとつひとつの疾患や看護技術を指導する中で、自らを見つめ直す良い機会になっています。

当院は地域の急性期医療を担っており、私たち看護師は高い知識と看護の質向上が求められます。患者様に安全で安心した治療を受けていただくために、日々学びを深める努力をしています。そして、病棟スタッフ全体で教育し、成長できる環境を作っています。どんな些細なことでも確認や相談を行い、安全に看護が提供できるようにしています。また、私が勤務する病棟ではチームナーシング制を取っており、患者様を身体的・心理的・社会的に看るために、チームメンバーと密に情報共有をしています。患者様が何を考え、何を願い、どのような生活を送りたいかを考えて看護することを心がけています。患者様や御家族の思いに耳を傾け、寄り添える看護師になれるよう今後も精進していきます。