私たちペーシェントサービスは、患者さまの診療に関わる業務に従事しています。外来、病棟・CCU、心臓リハビリテーション室、医療連携室の4つの部署において幅広く業務を行っており、各々が患者さまにより近い存在となれることを目指し業務に励んでいます。
外来では、患者さまを気持ちよく診察室にお迎えするための整理整頓から始まります。診察室を担当するペーシェントサービスは医師からの難しい診察内容を聞いている傍らで、インカムを用いて各部署との連携を密にとり、診察が滞りなくと進むよう対応しています。さらに待合い室にもペーシェントサービスを数名配置し、待合いフロア内の患者さまの様子を観察し、次回予約を取得する際には患者さまの希望日時に添えるよう相談させていただいています。
病棟・CCUでは、当院に入院される患者さまや来棟される面会者に対して、笑顔でお迎えすることから始まり、一人ひとりの患者さまとご家族の皆様に安心感を抱いていただけるようなご案内を心がけています。急性期病院である当院は、日々入退院される患者さまが多くスタッフステーションは慌ただしく感じられることもありますが、そんな時こそ私たちがファーストタッチできる意味を大切に考えています。また、入院期間中に発生する書類等の管理業務も担っています。入院患者さまが入院生活を少しでも快適に過ごしていただけるよう、医師や看護師さらには看護補助者と連携し、スタッフステーションに来られる患者さまからの相談等にも対応できるよう努めています。
心臓リハビリテーション室では、外来や入院患者さまの心臓リハビリ実施前の受付や血圧測定、準備運動へのご案内をしています。外来でリハビリを受けられる患者さまの多くは、継続して通院されている方であるため、お名前を覚えることもでき日常会話を交えながらリラックスしてリハビリが実施できるよう対応しています。
医療連携室は、他部署に比べて患者さまと直接接する事は少ないですが、紹介元の医療機関からのご要望を伺い、当院での診察や検査予約の手配や手続きに至るまでスムーズな対応を意識し、当院での診察・検査の経過が漏れなく紹介元医療機関へご報告できるよう確認業務も行っています。当院が循環器専門病院であるため、他診療科でご高診が必要な患者さまに対しては、希望日を伺い依頼先医療機関への予約手続きから予約日のご説明まで、患者さまが安心して受診できるよう調整を行っています。
患者さまの医療機関への不満の多くは長い待ち時間だと言われています。その問題に対応すべく、当院では診察室業務と待ち会い室業務の役割を分けて対応しています。お互いが連携して動くことで、患者さまがスムーズに会計まで進めるよう努力しています。診察室内では医師との会話に耳を傾けつつ、処方箋の有無や次回の診察・検査内容の把握をして、診察終了後には中待ち会いのペーシェントサービスと連携し、次回予約取得などの日時の相談をさせていただいています。また、待ち会い室の患者さまの表情を伺い不安な表情をされている患者さまへ積極的にやさしい言葉かけをすることにより、少しでも不安な気持ちが和らぐよう対応することが私たちの最も大切な役割であると考えています。
ペーシェントサービスという名の下で、過ごしやすい病院にしていくため、患者さまの不安や不満を可能な限り取り除き、安心と満足のサービス(接遇)が提供できるよう手助けをしていきます。来院され「検査室の場所がわからない」、「ずっと待っているけどいつ呼ばれるのだろう?」「病室はどこだろう?」、「車いすを使いたい」、「先生に聞くのを忘れてしまった」など、どんな些細なことでも不安や疑問に感じたことがあれば、お気軽にピンクのユニフォームの私たち(ペーシェントサービス)にお声がけ下さい。