CCU看護師

当院では、医師や看護師のみでなく栄養士や理学療法士、医療ソーシャルワーカーなど様々な職種のスタッフが働いており、それぞれが専門的知識を持って患者様に関わっています。看護師は、患者様の全体像を把握し問題点へ看護介入していきますが、患者様の問題点や課題は様々です。このような時に、多職種で携わりそれぞれの視点で患者様を看ること、専門的な知識・技術をもって介入することで患者様に寄り添った医療にもつながっていると思います。

CCUには、集中治療が必要とされる患者様が入室されます。CCUでの看護において、患者様の安全を守り、心温まる看護の提供を継続させるために多部署間での協働を大切にしています。手術を終えた患者様が入室した際は、手術室看護師から申し送りを受けます。

手術中の経過から術後も引き続き注意が必要なこと、患者様の手術に対する思いなどの情報の申し送りを通して把握し、CCUでも継続されるよう情報共有を行い、看護として実践しています。

 

                               

また、医師の回診に看護師も参加することで患者様の治療の方向性や状態を把握することができます。医師からは注意点・管理方法について具体的に助言をいただき、CCUでの看護に活かすことができています。

多くの場合は、集中治療を終えると一般病棟へ移動しますが、急性期は病態が不安定であり退室後も注意して観察していく必要があります。患者様が一般病棟へ移動する際には、CCUでの看護を病棟看護師に申し送りを行うことで引継がれ、病棟での看護に活かされていると思います。必要なケアや処置、1日の過ごし方は患者様により様々です。1日のスケジュールを表にして作成することで、患者様が規則正しい生活をすることができるようCCUで介入を行ったことがありました。この患者様が一般病棟に転棟となり、数日後お部屋を伺った際、新しく作成されたスケジュール表が作られていました。CCUと病棟は看護体制にも違いがありますが、そんな中でも患者様のタイムスケジュールが継続されるよう、話し合い、調整を行いながら作られたのだと思いました。実際に病棟でもCCUで大切にしていた看護が行われている場面をみると、病棟間での申し送りは重要な役割を担っており、多部署間での協働であると感じます。

今後も、継続看護を大切にし、多職種で協働しながら患者様に関わっていきたいです。