2026年3月26日午後2時30分、『本地洋一のハート相談所』 の放送です。
今回の放送のテーマは糖尿病についてです。
糖尿病は“血管の敵” 〜今日からできる予防のポイント〜
🍬 糖尿病とはどんな病気?
• 名前の通り「尿に糖が出る」ことから名付けられた病気
• 本質は 血液中の糖(血糖)が高くなりすぎること
• 血糖が高いと、血管の内側の膜(血管内皮)が傷つき、動脈硬化が進む
血糖は本来、体のエネルギー源として細胞に取り込まれます。しかし、インスリンというホルモンが不足したり、働きが悪くなると、血糖が下がらずに血液中に溜まってしまいます。
🩸 血糖が高いと何が起こる?
血糖が高い状態が続くと、次のような病気のリスクが上がります。
- 心筋梗塞
- 脳卒中
- 慢性腎臓病
- 網膜症(視力障害)
- 動脈硬化の進行
初期はほとんど症状がないため、気づかないうちに血管がダメージを受けてしまうのが怖いところです。

🧬 なぜ現代人は糖尿病になりやすい?
- 昔は「飢え」との戦い → 血糖を上げる仕組みが発達
- 現代は「食べ過ぎ・運動不足」 → 血糖が上がりやすい環境
- 年齢とともに基礎代謝が低下し、同じ量を食べても太りやすくなる
基礎代謝の例:
- 17歳:約1300 kcal
- 20代:1200 kcal
- 30代:1170 kcal 年齢とともに少しずつ下がり、消費できない分が脂肪として蓄積されます。
🍽 食事で気をつけたいポイント
① 間食を減らす
常に糖を補給してしまうと血糖が上がり続けます。 ジュースは特に血糖を急上昇させるので注意。
② 炭水化物の摂りすぎに注意
ラーメン+ご飯など「炭水化物×炭水化物」は血糖が急上昇。
③ 食べる順番は「野菜 → おかず → ご飯」
野菜が先に入ることで血糖の上昇がゆるやかに。
④ ゆっくり噛んで食べる
早食いは血糖が急に上がりやすい。 満腹感も得にくく、食べ過ぎにつながる。
🏃♂️ 運動は“薬”になる
- 運動は血糖を下げる手助けをする
- 基礎代謝の低下を抑える効果も
- 激しい運動でなくても、継続が大切
「動かない → 太る → 動くのが億劫 → さらに太る」という悪循環を断ち切ることが重要です。

⚖️ 体重管理の目安(BMI)
標準体重の目安は以下の通りです。


自分の体重がどの位置にあるかを知ることが、予防の第一歩になります。
🧪 血糖値とヘモグロビンA1cの違い
- 血糖値:その時の状態で大きく変動(食後は誰でも上がる)
- HbA1c:過去1ヶ月の平均血糖を示す指標
- HbA1cが 6.5%以上 で糖尿病の診断に近づく
🎙 メッセージ
「糖尿病は初期症状がほとんどありません。しかし、放置すると血管が傷つき、心臓・脳・腎臓など大切な臓器に深刻な影響を与えます。食事・運動・体重管理を意識し、早めの予防を心がけてください。」

次回のハート相談所は2026年4月16日(木)にお送りいたします。
また、心臓や循環器疾患に対する質問やご意見などは番組までドシドシとお寄せください。