2026年4月23日午後2時30分、『本地洋一のハート相談所』 の放送です。
今回の放送のテーマは「健康と睡眠~あなたに合った眠り方とは?~」です。
睡眠は健康の基本と言われますが、実は“何時間寝れば良いか”というのは人によって大きく違います。
■ 睡眠時間は「8時間」が正解ではない
一般的に「8時間睡眠が理想」と言われますが、必ずしも8時間にこだわる必要はない そうです。
• 短い睡眠でも深く眠れていれば十分休養できる人
• 長く寝ないと疲れが取れない人

このように、睡眠の“質”は人それぞれです。 日中に強い眠気がなければ、5時間でも6時間でも、その人に合った睡眠時間で問題ないそうです。
歴史上の人物でも、
• ナポレオン:3時間睡眠
• サッチャー元首相:4時間睡眠
• アインシュタイン:10時間睡眠
と大きく違います。 大谷翔平選手のように「睡眠を最優先するタイプ」もいれば、短時間で十分な人もいる。 まさに“体質”の違いですね。
■ 日本人の睡眠時間は世界的に短い
日本人の平均睡眠時間は約7時間。 しかも20年前と比べてどんどん短くなっているそうです。
理由としては
• 仕事の忙しさ
• スマホ・ゲーム・SNSの長時間利用
などが挙げられます。 布団に入ったらスマホを触らず、睡眠に集中することが大切です。
■ 睡眠不足は太りやすくなる
睡眠不足が続くと、
• 食欲を抑えるホルモンが減る
• 食欲を増やすホルモンが増える
という体の変化が起こり、結果として 太りやすくなる ことが分かっています。 生活習慣病の予防のためにも、睡眠はとても重要です。

■ 睡眠の質を下げる「睡眠時無呼吸症候群」
特に注意を呼びかけたいのが 睡眠時無呼吸症候群(SAS)です。
● 主な特徴
• 大きないびき
• いびきが急に止まり、しばらくして再び大きないびき
• 夜中に何度も浅い眠りになる
• 日中の強い眠気
本人は寝ているため気づきませんが、 呼吸が止まることで 血圧が220まで上がることもある と言われ、 不整脈・高血圧・脳卒中など、循環器疾患と深く関係しています。
● 太っていなくても起こる
以前は「太った男性に多い」と言われていましたが、 日本人では 痩せている人でも起こる ことが分かっています。
● 治療法
代表的なのは CPAP(シーパップ)療法。 鼻や口にマスクをつけ、気道が閉じないように空気を送り続ける治療です。 慣れると日中の眠気が改善し、体調が大きく良くなる方が多いそうです。
岐阜ハートセンターでも検査が可能で、 耳鼻科・内科・睡眠専門クリニックなどでも診断できます。

■ いびきは“笑い話”で終わらせない
「お父さんのいびきがうるさくて別々に寝ている」 そんなご家庭もあるかもしれません。
しかし、
• いびきが大きい
• 血圧が高い
• 日中眠い
こうしたサインがある場合、睡眠時無呼吸症候群が隠れている可能性があります。 気になる方は一度検査を受けてみることをおすすめします。

次回のハート相談所は2026年5月21日(木)にお送りいたします。
また、心臓や循環器疾患に対する質問やご意見などは番組までドシドシとお寄せください。