2019年は、開心術・胸部大動脈手術を210例(TAVI除く、全外科手術数は578例)行わせていただきました。この数年、システムとして安定してきたものの、さらに医師働き方改革を前向きに進めていくことが求められています。そのひとつとして、2年前から外科クラーク(外科専属医療秘書)を導入し、医師負担軽減に貢献しています。
効率性を求める一方、おひとりおひとりへの寄り添い方、配慮に足らない状況に反省することも、ときどきございます。開院当時の気持ちを忘れずに、途中入職したスタッフには、目の前の人を大切に。を伝承し続けたいと考えております。
今回、2019年12月に、ホームページの全面改訂を行いました。全職員で、自分自身を見直す良い機会となりました。話し合いの結果、“断らない、あきらめない、ここには岐阜ハートセンターがある。”が、全員総意で決定したものでございます。私たちスタッフの気持ちとして皆様に受け止めていただきたく存じます。また、地域の皆様にとって、岐阜ハートセンターがどうあるべきかを議論いたしました。開院から10年余経過した今、さらなる次の10年にふさわしいフレッシュな力と今までの力を融合して新たな展開をめざしてゆきたいと存じます。
このたび、加藤貴吉医師が、2019年11月で退職となりました。代わりに、2020年1月6日から、名古屋ハートセンターから、小山 裕医師が心臓血管外科部長として新しく着任いたしました。小山医師の紹介文を新着記事で掲載しておりますので、ご参照ください。また、2月から、澤田幸史医師が加わります。
これまで皆様のご支援をいただき誠にありがとうございました。新体制となりますが、これまでと変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう何卒よろしくおねがいもうしあげます。
副院長 富田伸司