病棟PS(ペイシェントサービス)

当院病棟には、病棟PS(ペイシェントサービス)が常駐しております。

病棟PSの主な業務は、医師事務作業補助(医師の事務作業を一部負担)、入院中の患者様の書類管理や退院書類の準備などになります。また、事務作業以外にも入院案内や面会対応など、患者様やそのご家族と接する機会が多くあります。

私は、入職してから病棟PSとして勤務しており、スタッフステーション内のカウンターで来棟されるかたの対応をしています。病棟では、日々多くの方が来棟されており、その中には、初めての入院で緊張されている患者様、どのように治療するか分からず不安に思っている患者様、治療前で症状がある患者様など様々です。そのため、病棟で初めて接するスタッフとして、患者様やそのご家族の不安や緊張を少しでも和らげることができればと、言動ひとつひとつを大切にするよう心がけています。エレベーターや階段から病棟に上がってみえた患者様を笑顔で迎え、対応をする際には、常に相手の立場になって考え行動すること、一人一人に合った案内をするように取り組んでいます。

実際に私が初めて訪れた病院で、どこに声を掛けたらいいのか、口頭で場所を説明されても本当にこの場所であっているのか迷うことがあり、聞こうとしましたが、職員の方に聞きづらい雰囲気があり、不安になったことがありました。そのため、当院に入院される患者様には、不安に感じることを1つでも減らせるよう、病棟にみえたら必ず笑顔で挨拶をし、迷っていそうな方をみかけたら自ら声をかけ、気になることを聞きやすい雰囲気づくりを大切にしています。高齢の患者様で耳が遠いかたや歩くペースがゆっくりのかたがみえた際には、大きな声で話し、目線を合わせて会話すること、同じペースで歩くことも意識しています。

また、患者様が入院生活を少しでも快適に過ごしていただけるよう、患者様からの要望や相談等に対し、多職種と連携し、情報を共有することで迅速に対応することも大切にしています。

このように、常に考えて行動し、目の前の患者様一人一人を大切にすることで、医療以外の接遇の面でも、患者様に「岐阜ハートセンターに入院してよかった、安心して入院できる」と思っていただけるよう、自分にできる工夫や改善点を探し続け、より良いペイシャント・サービスを提供していきたいと思います。