痛風・高尿酸血症の食事についてお話させていただきます。

体内にプリン体の代謝産物である、尿酸という物質が異常に増えた状態を高尿酸血症といいます。血液中の正常は尿酸値は7.0mg/dl未満です。高い数値のまま放っておくと、やがて痛風の発作を起こします。
痛風は文字の通り、風が吹いただけでも痛いと言われるほどの激痛を引き起こします。尿酸は関節に溜まりやすいので、足の指の付け根やひざ、ひじなどに発作が起こりやすいです。発作が起きたときにはすぐに病院を受診しましょう。
男性で太っている方、野菜をあまり食べない方、肉や魚などのタンパク質を多く摂る方、ストレスの多い方が高尿酸血症になりやすいです。太っている方はまず、ダイエットをして体重を落としましょう。腹8分目をこころがけ、間食や夜食を食べる方はそれらを控えましょう。
食事の内容としては野菜やきのこ類、海藻類などアルカリ性の食品を積極的に食べるようにしましょう。最近では、牛乳も良いと言われているので、1日コップ1杯程度の牛乳を飲むのもおすすめです。
アルコールも尿酸値を上昇させる原因です。アルコールをよく飲む方は今飲んでいる量よりも控えるようにしましょう。
水分不足も良くないです。スポーツドリンクやジュース類は控え、お茶や水を飲むようにしましょう。心臓病や腎臓病で水分を制限されている場合は控えましょう。尿酸のもととなるプリン体を多く含む食品は控えましょう。魚の内臓やあん肝、レバー、えびなどに多く含まれています。
適度な運動は尿酸値を下げるのに効果的です。ストレス解消にもなりますので、楽しくからだを動かしましょう。